2008年10月29日
燃える男の燃える話
長野法人会の講演会で燃える男の話を聞いた。
北京オリンピック以来 未だにバッシングが続き、とても講演会を受けるどころではないのだろうが、長野に住むとある土建やさんの明大野球部の後輩の熱いエールに応えてきてくれたのだろうと思う。
WBC問題もあり時の人でもあるので会場は満杯。
星野さんも独特の辛口(毒舌?)の語り口で北京オリンピックのこと、WBC監督問題のこと、そして自分の野球人生について時にはどっと会場を沸かせながら熱く語ってくれた。
星野さんが阪神の監督時代に、選手補強を考えたときその年のオフ広島の金本がFA宣言をするかしないかが注目されたときのこと。
金本をどうしても取りたいと口説きに口説いたそうだ。
金本は広島育ちで広島に入団して心から広島を愛していて 「そんな広島を裏切ることはできません」 とその誘いに答えていたそうだが、「そのお前の考え方は人間として正しい、男として正しい。だからこそ、そういうお前が必要なんや」 と熱く説いたという。
最後はその日に広島に結論を言わなければならない明け方に星野監督の処に 「一緒に野球をやらせてください!」 と半ば叫ぶような声で電話がかかってきたという。
それも金銭面の条件は全く抜きだったらしく巨人、中日の誘いを断り星野監督の下で野球がやりたいと願ったのだという。
実際に星野監督が 「おまえいくら欲しいんや」 と聞いても自分からは 「監督のことを信じて野球やるのですから」 と金額のことは一切口にしなかったとのこと。実際阪神の額は、巨人、中日を大きく下回っていたが「阪神に入ってから稼ぎます」といってのけたというから、金本も大した男である。
この話が一番心に響いた。
人間が、金だけではない「何か」に突き動かされる時があるのだということを、そしてその動かす「何か」を星野さんは持っているのだと感じた。
すごい人がいるものだ。いい勉強をさせてもらった。
ただ、後輩のはしくれの私としては、あの人の下で選手はやりたくないなあと思うが。(緊張して体がもちません)
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